2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
改装する前の山岡荘八『織田信長』(講談社、1991年)カバー、装画:村上豊 初挑戦の刀の鍔を象嵌したコーネル付『織田信長』改装本 表紙の平に使用したのは、経師屋さんが使い古しの和装本をばらして、その和紙を張り合わせる練習でもしたのか、数枚貼合せ…
装画:中沢弘光『新小説』(大正3年5月1日) 本文は、製本をばらして小説だけをまとめ、表紙には『新小説』の装画を切り取って合本の表紙に貼付けたようだ。しかし、ここに閉じられている本文は「白虹」のもののようだ。 この訳のわからない合本を購入しよう…
40人ほどのワークショップなので全員がこんなに豪華な表紙つくりに挑戦するとはとは思えないが、タイルやペンダントや壊れた時計など、あるいは木の枝を輪切りにして題簽にするなど、何か別のものを貼り込んでもらえるのではないかとの期待を込めての鍔の象…
この準備に1ヶ月もかかってしまった。製本実演のリハーサルを繰り返し、資材や道具を揃え、更に料理の番組のように、時間を省略するためにノリが乾く時間を待っていられないので、途中途中の完成品を見せ、 その続きを作業するようにすると、いくつもの途中…
装丁:恩地孝四郎、小松耕輔『西洋音楽の知識』(アルス、昭和4年) 装丁:恩地孝四郎、一氏義明『西洋美術の知識』(アルス、昭和4年) 前衛美術の影響を取り入れた見事な装丁で、まさに「装丁は時代を映す鏡だ」の言葉通りの、美術史とも連動する貴重な装…
この2冊の中から全く同じシーンを描いた絵を見つけて並べてみたら面白いのではないか、とおもい、チョット意地が悪いかも知れませんが、探してみた。 挿絵:山口将吉郎、吉川英治『神州天馬侠 多宝塔』(「少年倶楽部」大正14〜昭和3年) 挿絵:栗林正幸、吉…
挿絵:伊藤彦造、吉川英治「天平童子」(『少年倶楽部』昭和12〜14年) 挿絵:伊藤彦造、吉川英治「天平童子」(『少年倶楽部』昭和12〜14年) 挿絵:土村正寿、吉川英治『天平童子』前編表紙(ポプラ社、昭和30年) 挿絵:土村正寿、吉川英治『天平童子』後…
挿絵:細木原青起、(『名作挿絵全集』第二巻「夏目漱石作 坊ちゃん」、平凡社、昭和10年) 栗を盗みに来た勘太郎を捕まえた。 挿絵:細木原青起、(『名作挿絵全集』第二巻「夏目漱石作 坊ちゃん」、平凡社、昭和10年) 四国の中学校に赴任し、先生たちのあ…
絵:小磯良平 清水武美、梅林正芳『日本草本植物根系図説』(平凡社、1996年) 清水武美、梅林正芳『日本草本植物根系図説』(平凡社、1996年) 清水武美、梅林正芳『日本草本植物根系図説』(平凡社、1996年) かなりマニアックな図鑑なので、いずれの図鑑…
『原色植物大図鑑』第1巻(誠文堂新光社、昭和30年10月) 巻頭には牧野富太郎が「補筆改訂に際して」という一文を寄せているので、転載して見よう。 「植物に関する図鑑書は現在迄に多数刊行されているが、本書は世界各国に産する植物を網羅した点において、…
東京はまだ紅葉にはなっていないが、水上紅葉峡、照葉峡、藤原湖、奈良俣湖、奥利根水源の森、坤六峠、片品吹割り、老神温泉、昭和ICと、ドライブでひと足お先に紅葉狩りにいってきました。奥利根水源の森では既に落葉していて冬景色になっていました。奥利…