2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
サー・アルフレッド・イースト「荒れ模様」制作年代不詳、水彩画、郡山美術館蔵 ジョン・ヴァーレー・ジュニア「雪の京都、祇園へゆく道」制作年不詳、水彩画、郡山美術館蔵 明治美術会第4回展(1892〈明治25〉年)「ジョン・ヴァーレー(John Verley Jnr.18…
・大下藤次郎『水彩画の栞』(新聲社、明治36年) ・小林鐘吉『水彩画一班』(明治36年) ・大槻虎軸『スケッチの栞』(明治36年) ・大下藤次郎『水彩画階梯』(明治37年) ・織田一麿『水彩画法』(片山富文館、 明治37年) ・大下藤次郎「みづゑ」創刊号…
このことは、三宅克己自身も 「二ヶ月における欧米にての私の制作画は、自分で今いうのはおかしいが、それはそれは貧弱な日本の水彩画界を賑わした。黒田先生はぜひとも白馬会に出陳を頼むといわれて、私の水彩画は白馬会のおもなる呼び物として陳列されたの…
(*明治三十年六月)三宅克己は先ず、わずかな旅費と自分の水彩画をもってアメリカに渡り、その水彩画によってヨーロッパに渡る資金を得て、ヨーロッパの国々を訪れたのです。三宅画伯の方法が成功しますと吉田博、満谷国四郎、石川寅治、丸山晩霞、河合新蔵…
「明治二十二年の五月、〈明治美術会〉という美術団体が結成されたちょうどその頃に、イギリス人の著名な水彩画家のアルフレッド・イースト卿SirAlfred East(1849〜1913)が日本に来朝して、京都や奈良を初めとして、日本の各地の風景を写生しました。当時…
三宅克巳のマスメディアでの活躍ぶりについては、明治34年 「12月に再びロンドンへ行く決心をして、神戸を出発したのです。これが彼の第二回目の洋行でした。ところがロンドンに着いてみますと、寒さと霧で描けないので、パリにもどって次の春になるまでパリ…
三宅克巳、昭和4年帝国美術院第10回美術展出品「カリホルニヤ州サンデーゴ郊外の冬」(神田美土代町美術工芸界発行) 三宅克巳、昭和5年帝国美術院第11回美術展出品「秋」(神田美土代町美術工芸界発行)
水彩画のモチーフにと、レトロな小物を探しに西荻窪へ行く。西荻窪はアンティーク・ショップや骨董品の店などが60店舗もあるらしい。 3時間も歩き回ったが目ぼしいモノには出会えず、あきらめかけていた時に、あの懐かしい大きな缶入りの明治粉ミルクを見つ…
高階秀爾書き下ろし評伝ほか『水絵の福音使者 大下藤次郎』(美術出版社、2005年) 大下藤次郎については、これから三宅克己を登場させて、その後に登場させようと思っておりました。
おおば比呂司:装画、丘永漢『サムライ日本』(中央公論社、昭和53年) おおばが、依頼された装丁に対して何案か提案したうちの一つで、実際には使われなかったものなのだろうか。もしそうだとしたら、せっかく作ったものを使わないなんて、なんとももったい…
蔵書票のコレクターとして知られる青木康彦さんの家にご招待を頂き、日本書票協会に所属する銅版画家の長島充さんなど6名の集まりに参加してきた。蔵書票のコレクションとは、自分のお気に入りの版画家に自分の名前が入った蔵書票の制作を依頼する事でもあり…