2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【101冊の挿絵のある本(5)……TV放映中!「白い巨塔」の挿絵画家・田代光】

『サンデー毎日』の新連載、山崎豊子「白い巨塔」の挿絵画家を選考するために 「集められた資料が二十数点、そのなかから、一考二考三考と選考して、最後の残った 田代光:画、石川達三「傷だらけの山河」(『週刊朝日』1964 昭和39年) のが、宮本三郎さ…

【101冊の挿絵のある本(4)……松本かつぢの挿絵『ケティー物語』】

松本 かつぢ(1904年7月25日 - 1986年5月12日)が挿絵を担当したクーリッヂ『ケティ物語 家庭の巻』(富山房、昭和12年)を紹介します。 タイトル文字のタイポグラファー名が記されていないので誰が描いたのかが不明ですが、昭和初期に流行ったキネマ文字風…

【101冊の挿絵のある本(3)……七人の挿絵画家が競う「我が作品のラブシーン」】

『傑作小説』(東西出版社、昭和23年11月)の巻頭・四色「我が作品のラブシーン」で、名作7作品の挿絵をそれぞれ7人の挿絵画家が描き腕を競っているのを紹介しよう。 山本武夫:表紙絵、『傑作小説』(東西出版社、昭和23年11月) 今村恒美、目次挿絵、『傑…

【101冊の挿絵のある本(2)……近藤浩一路:挿絵、佐々木邦『珍太郎日記』】

【101冊の挿絵のある本(2)】……近藤浩一路:挿絵、佐々木邦『珍太郎日記』(弘学館書店、大正11年3月6版、文庫本、布装上製本)は、佐々木邦が月刊誌『主婦之友』(大正9年)に連載したエッセー12編に近藤浩一路が挿絵を寄せたものを1冊にまとめたもので、8…

【101冊の挿絵のある本(1)……鏑木清方:画、村井弦斎『食道楽』の口絵】

昨日、西武池袋線・保谷駅周辺に昭和25〜35年ほど前から今もつ続いている店を調べに出かけ、そんなテーマとは関係なく、古書店「アカシヤ書店」の店頭に並んでいる古書に惹かれ足を止めてしまいました。古書店に足を踏み入れるのは、7〜8年ぶりになる。 手に…

「岸田劉生と木村庄八 素描礼賛」展に行ってきました。

【「岸田劉生と木村庄八 素描礼賛」展に行ってきました!】 日光美術館の学芸員・S氏から「岸田劉生と木村庄八 素描礼賛」(於:浦和美術館)展の招待券が送られてきたので、ギャラリートークが行われる日を選んで行ってきました。 「木村庄八と岸田劉生」の…