2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

贅沢な作りの本、福田昇八訳、エドマンド・スペンサー『妖精の女王』

造本設計・デザインを担当した超豪華な本、福田昇八訳、エドマンド・スペンサー『妖精の女王』(九州大学出版会、2016.10、定価30,000円〔税別〕)の献本が送られてきた。 書店に並ぶような商業出版物では滅多にお目にかかれない贅沢な作りになっている。 ま…

これが朝ドラで紹介された庶民の旗

これが、今日の朝ドラ「トト姉ちゃん」で庶民の旗として暮しの手帖社に掲げられていた旗の本物です。端の方が擦り切れているのが長い年月掲げられてきた歴史を物語っていますね。写真は、花森安治『一銭五厘の旗』表紙(暮しの手帖社、昭和46年) この旗の意…

『暮しの手帖 戦争中の暮らしの記録』第96号

これが、今日の朝ドラ「トト姉ちゃん」で100万部突破したといっていた『暮しの手帖 戦争中の暮らしの記録』第96号(暮しの手帖社、昭和43年)の本物です。なぜか我が家にも保存されていました。

吉田謙吉の装丁本?

川端康成『浅草紅團』(先進社、昭和5年)や金子洋文『飛ぶ唄』(平凡社、昭和4年)などのモダンな装丁で知られる吉田謙吉。謙吉は「謙」「Ken」(写真右)などのサインを使う。 「K.YOSHIDA」のサインがあるトルストイ『ハイネ』(三省堂、昭和6年)や「…

この本、山名文夫装幀本?

ネットで購入したドルジュレス『戦争の溜息」(新潮社、昭和6年)写真上が届いた。山名文夫装丁本というので購入したのだが、どこにも山名文夫の名前が記されていない。それどころか表紙中央下の部分に「R」の鏡文字のようなサインのようなものを見つけた。 …

手描きタイトルの本…その1

【手描きタイトルの本…その1】手書きの帯をつけた本が売れているという。「活字離れやソーシャルメディアの拡大などで出版市場が縮むなか、フェルトペンや筆で書いたような文字が躍る帯を巻いた本が売れている。出版社の編集者らが、キャッチコピーを考えて…

ブックオフのプライスシール(値札)が本に優しい

【最近、ブックオフのプライスシール(値札)が本に優しい】 先週に続いて今週もブックオフで単行本を数冊購入した。最近気がついたんだが、ブックオフのプライスシールが簡単にはがせるノリのシールに変わっていた(写真左)。 かつては、撮影したりすると…

【絵筆探索西東京】第9回…「たそがれの横断歩道橋」

【絵筆探索西東京】第9回…「たそがれの横断歩道橋」 「ひばりタイムス」に連載されている【絵筆探索西東京】の水彩画と800字のコメントがアップされましたので、http://www.skylarktimes.com/ でご覧ください。 今回描いたのは、階段の昇り口に金網のフェン…

谷崎潤一郎『春琴抄』(創元社、昭和8年)の赤本を100均で見つけた

長年探していた谷崎潤一郎『春琴抄』(創元社、昭和8年)の赤本(ホルプ出版、昭和47年復刻本)を古書市の100均コーナーで見つけた。 40数年前にセット販売された時は高価な本で、バラ売りでも2.000円位の時期もあった。40数年前の起業してすぐの懐が寂しい…