【冬枯れの直前まで美しく咲く花、うつろい菊の花!】…市内の植物探索(13)

【冬枯れの直前まで美しく咲く花、うつろい菊の花!】…市内の植物探索(13)
 実りの時期を境に生命の勢いが次第に衰えてゆき万物が凋落する季節、木々の葉が色づき、末枯(すが)れると、ひときわ引き立つ移菊(うつろい菊)の姿がある。移菊とは、晩秋のころ白菊が花弁の端から紫かかってきたものをいう。花弁に霜が触れるなどして植物繊維が損傷を受け色が変わったものだで、いわば霜焼けだ。平安貴族はともすれば通常の白菊よりも美しいとさえ思ったようで、盛りを過ぎた白菊がほのかに紫かかった風情をことさら、優美なものとして愛好し「一年に二度の盛りを迎える花」として愛した。冷たい空気の中、毅然として花を咲かせる佇まいが印象的です。
 泉町2丁目から3丁目を散歩していたら、畑の中に白い小菊が群れ咲くのを見つけた。よく見ると紫やピンクの花もグラデーションを作るように咲き乱れていた。菊は種類が多く名前を判断するのが難しいうえ、不勉強でこの菊の花の名前はわからない。

・写真=西東京市泉町3丁目で2023.11.28に撮影したうつろい菊

 

【花の少ない季節に、爽やかな花を咲かせてくれるお茶の木の花!】…市内の植物探索(12)

【花の少ない季節に、爽やかな花を咲かせてくれるお茶の木の花!】…市内の植物探索(12)
  お茶は、ツバキ科ツバキ属です。どおりでツバキに花が似ているはずですね。秋も深まる10月頃から、白い小さな花が控えめに下を向いて咲きます。
 花の大きさは直径3から5cmぐらい。一般的なツバキよりはやや小ぶりですね。満開になると「 花蕊(はなしべ)」(めしべ、おしべ)が冠のようにひらきます。小さめで白い花びらの真ん中に、黄色いしべが広がっていて、形も色合いも可愛らしいものです。がくは緑色で4~5枚、花弁は白色で6~7枚で12月ごろまで見ることができます。
 お茶畑では、さぞかし綺麗な花がたくさん咲いているだろうなと思いきや、葉を大切に育てるため、花を摘んでしまうので咲かないのだそうです。しかし、最近になって、この「お茶の花」には葉にはない「フローラテアサポニン」(floratheasaponin)という特定の成分が含まれていることがわかり、新たに脚光を浴びている注目の健康素材なんだそうです。
  お茶の花は食べることができ、天ぷらにして食べたり、煮詰めてお茶漬けの具にしたり、という地方もあります。さらに茶の葉と同じく、煎じて飲むこともあるそうですよ。
 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影したお茶の木の花

 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影

 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影

 
西東京市泉町2丁目で2023.11.28に撮影

【夕日に映えるケヤキの紅葉!市内の紅葉も捨てたものではない!】

【夕日に映えるケヤキの紅葉!市内の紅葉も捨てたものではない!】
 6,000歩を目指して、西東京市保谷町、泉町、中町を散歩。夕方5時頃、帰途に着く途中ふと振り返ると、黒い雲が出てきたのを背景に、まるでスポットライトを当てたように紅葉したケヤキの部分だけに夕日が当たり、ドラマチックな紅葉が演じられていた。家に着いた時に万歩計を見たら、ぴったり7,000歩だったので、スクショして保存!

 
ぴったり7,000歩だったので、なんとなく嬉しくなって、スクショして保存しました。

【初めて見ました。大きな夏椿のようなゴルドニアの花!】…市内の植物探索(11)

【初めて見ました。大きな夏椿のようなゴルドニアの花!】…市内の植物探索(11)
 泉町3丁目あたりを散歩中、私邸の庭に椿のような白い花を見つけ、近づいて眺めていると椿ともサザンカともどこか違う、初めて見る白い大きな花にであった。
 花は夏椿をひと回り大きくしたような感じで、葉っぱは椿の葉を縦に2枚つないだくらい大きく細長い。後日、武蔵境行きのバスの中から、南町3丁目あたりで、また同じような花を見つけたので、早速カメラを持って行ってみると、樹高は4〜5mくらいあり、花は高いところに咲いていました。
 帰宅してネットで調べてみましたが、「ゴルドニア・ラシアントゥスはツバキ科タイワンツバキ属(ゴルドニア属)の常緑高木、北米南東部原産である。花径は10cmくらいある白い5弁花を咲かせよい香りがする。」というような説明以上にはあまり詳しい説明は見つかりませんでした。
 
 
西東京市南町3丁目で2023.11.17に撮影したゴルドニア・ラシアントゥスの花

 
西東京市泉町5丁目で2023.11.16に撮影

 
 
 
西東京市南町3丁目で2023.11.17に撮影

絵手紙を習う(68)……「絵手紙」講座(於:ひばりが丘福祉会館)で「落ち葉」を描きました!】

絵手紙を習う(68)……「絵手紙」講座(於:西東京市・ひばりが丘福祉会館)で「落ち葉」を描きました!】
 今回のお題は「紅葉を描く」でした。家で4枚を描いていきましたが、「紅葉」を「落ち葉・枯葉」と勘違いし思い込んで描いてしまい、他の受講生とは一味違う絵手紙になってしまいました。
 身内に不幸がありドタバタしていたので、文章が浮かばず、今回の3枚は歌の文句からの借り物です。
 
絵手紙「綿菓子の味 アセチレンの光 君は赤い鬼灯を買った」

 
 
絵手紙「優しの小鈴葉陰に泣けば 夢はかえるよ鈴懸の道」

 
 
絵手紙「もう一度その足で 立ち上がれ 命の炎を燃やせ」

 
 
絵手紙「花は咲いて輝き 葉は散ってもなお鮮やかに」

 
 
絵手紙「楓のヘリコプター 離陸寸前 いざ飛び立たん」

 

【新蕎麦が出回るというこの時期に、ソバの花が満開でした!】…市内の植物探索(10)

【新蕎麦が出回るというこの時期に、ソバの花が満開でした!】…市内の植物探索(10)
 西東京市北原町あたりを散歩をしていると、畑でもないところにたくさんのソバの花が咲いていました。誰かが種を蒔いたのだろうか? それにしてもソバの花は8月頃に咲き、今頃は収穫の時期で、新ソバが美味しい時期の筈ですが、猛暑の影響でソバも開花時期を誤ってしまったのだろうか?
 ソバはタデ科ソバ属の一年草タデ科には800種類もの植物が属していますが、ほとんどが雑草で、食用として栽培されている蕎麦は珍しい植物のようです。原産地は中国西南部で、日本には縄文時代に渡来しました。日本での栽培の歴史は稲作よりもはるかに古く、9300年前の高知県の遺跡からソバの花粉が、3000年前の埼玉県の遺跡から種子が見つかっています。
 そばは日本古来の伝統食というイメージですが、ざるそばやかけそばのような麺の形状、いわゆる「そば切り」となった歴史は意外に浅く、江戸時代の少し前から。鎌倉時代に石臼が伝わり、硬いソバの実を粉にひけるようになるまでは、そのまま茹でて粥として食べていたようです。そば粉を練って焼いたり茹でたりする「蕎麦掻き」の普及によって、そば食は浸透。さらに16世紀末には麺にして食べる「蕎麦切り」の料理法も開発され、江戸の町にはそば文化が花開きました。
 世界の生産量ランキングはロシア、中国、ウクライナアメリカ、ブラジルの順で、日本は6位。食べ方はロシアやウクライナのカーシャのように、脱穀してお粥にするのが一般的。フランスでは小麦粉を使ったクレープに対して、そば粉を焼いたものをガレットと呼びます。
 ソバは成長が早く、種をまいておよそ30日で、茎の先に花径5~6mmの小さな白やピンクの花たくさんつけます。5枚の花びらのように見えるのは実は萼片(がくへん)と呼ばれる葉が変化したものです。めしべが1本、おしべが8本ありますが、めしべが長くておしべが短い「長柱花」、おしべが長くてめしべが短い「短柱花」の2種類の花が半分ずつ混じっています。雄花と雌花のようでもありますが、ソバの場合はどちらの花も結実します。ただし、自家不和合性といって、長柱花には短柱花の花粉が、短柱花には長柱花の花粉が付かないと実が成りません。ちょっと珍しい生態の作物です。
 
 
西東京市北原町1丁目で2023.10.31に撮影した蕎麦の花

 
西東京市北原町1丁目で2023.11.14に撮影

 
西東京市北原町1丁目で2023.11.14に撮影、近づいてみると、まだ青いが実をつけていました。

 

 

石神井川の川床にもソバの花が咲いていました。望遠で撮影しましたが、これ以上近づくことはできず、大きくならないので、よく見えませんが、ソバの花だと思います。

 

【絵手紙を習う(67)……「絵手紙」講座(於:ひばりが丘福祉会館)で「空き瓶」「コカコーラの瓶」「タバスコの瓶」を描きました!】

【絵手紙を習う(67)……「絵手紙」講座(於:西東京市・ひばりが丘福祉会館)で「空き瓶」「コカコーラの瓶」「タバスコの瓶」を描きました!】
今回のお題は「身の回りのあるお気に入りの器を割り箸を使って描く」でした。ほとんどの人が、海外良好で購入したカップとか結婚じたときにいただいた食器などなどうん蓄たっぷりの陶器や磁器を描いていましたが、私は、日常的に触れる機会が多い、大量生産のガラス瓶だって美しい、と筆立として長年利用しているジャムの空き瓶や、十数年前に息子の嫁が探してきてくれたコカコーラの瓶、使用中のタバスコの瓶を持参して描きました。
言いたかったのは、高価なモチーフを描いたからいい絵が描けるとは限らない、ということでしたが、もっぱら話題は、透明の空き瓶がいろいろな色で描いても透明に見えるんだとか、コカコーラの瓶が本物見たい! ということでした。
 
 
絵手紙「捨てないでこれからも精一杯尽くします。」

 
 
絵手紙「壷や皿だけじゃないガラス瓶だって美しい」

 
 
「瓶は小さいが中身はかなり辛い」

 
 
「壷の破片のような皿に一目惚れ」