2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

強い毒性があるクロバナロウバイは魅力的

花が咲き終って残った萼(がく)かと思い手元に引き寄せしげしげと観察していたら、年老いた半天姿の植木職人が「それ、なんの花かわかりますか?」と、声をかけてくれた。これでも花なんですって。初めて見ましたクロバナロウバイ。イチゴのような香りの強…

絶滅危惧II類とされているクマガイソウが満開

「環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類とされているクマガイソウが満開」という朝のワイドショーを見て、さっそく、通称「牡丹の寺」として知られる所沢市・多聞院に足を運んでみた。境内には満開の牡丹の花やウラシマソウ、ユキモチソウ、黒臘梅など…

「洋画家たちのさし絵史」講演会用フライヤー620円

荒木慎司さんが背中を押すので、つい「洋画家たちのさし絵史」講演会用フライヤーを自費で印刷することにして、プリントパックに印刷入稿してしまいました。5月7日仕上がり予定、郵送料込みでな、なんと驚くなかれ〜620円(100枚)でした。unbelievable!(*⌒…

懐かしい鰭崎英朋:画、泉鏡花「続風流線」口絵

「粋美挿画展講演会」の資料として山田奈々子『口絵名作物語集」(文生書院、2006年)写真下を購入。明治期の単行本や雑誌はかなり所有しており、掲載画像も一部ダブっているが、講演のたびに雑誌などをいちいち引っ張り出すのは面倒なので、こんな本を1冊欲…

5月17日(土)新宿紀伊国屋本店「粋美挿画展講演会」のフラーヤー

5月17日(土)開催予定の新宿紀伊国屋本店「粋美挿画展講演会」のフラーヤーをつくってみました。展覧会だけが独走していますが、本来は「粋美挿画」3号発売とそれにちなんだ講演会がメインのイベントで、展覧会はそれを盛り上げるためのものではないのかな…

講演会参加整理券ただいま配布中!

「粋美挿画展2014紀伊国屋」にゲスト出品してもらった荒木慎司さんから「講演会のチラシはないの?」と聞かれ、そういえばそんなことを思いつきもしなかった。レジュメを作ったのでそれをもとに「講演会 洋画家たちのさし絵史」のチラシを作ってみることにし…

東大農場演習林でハンカチの木確認

昨年は見逃してしまい残念な思いをしたので、昨年より少し早めに昨日小雨降る中、東大農場演習林へ確認に行って来た。花は白く色づいた苞と呼ばれる大きな葉っぱが2枚と花の本体からなり花びらはないハンカチの木。やっと出会えた! 世界に一属一種しかない…

薄紅色の〜♪ハナミズキは素敵な外来種

♪つぼみをあげよう 庭のハナミズキ♪ 薄紅色の〜可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように♪ 君と好きな人が 百年続きますように♪(作詞:一青窈、 作曲:マシコタツロウ)。最近は街路樹などでもよく見かけるようになったハナミズキだが、日本で栽…

出版美術家連盟の一番古い名簿が載っている『1955年鑑』

5月17日新宿紀伊国屋「粋美挿画展講演会」のプロットとレジュメがやっと完成し、今日から写真のようなスクリーンに放映する画像作りにとりかかり、朝6時からずっとパソコンとにらめっこだ。 「粋美挿画展講演会」のレジュメ 日本出版美術家連盟の今手に入る…

安野光雅『野の花と小人たち』の世界に入り込んだような気分

特別な道具を使わずに接写できるカメラを購入してからは、接写が楽しくてたまらず、大好きな絵本、安野光雅『野の花と小人たち』(いわさき書店、1989年)の世界に入り込んだような気分になっているのがまた楽しい。楽しさ「2倍、2ば〜い」です。写真はムス…

休耕地に自然に生えたハナニラが一服の絵画のよう

ハナニラとボケか? ハナニラはかつて乃木坂に勤めていた頃はみんなでアサネボウと名づけ呼んでいたので、アサネボウとボケの組み合わせであまり良いイメージではないが、そんな名前と違って画像はいたってさわやか! 近所の休耕地に自然に生えたものと思わ…

『挿絵文化展記念図録』に鶴三が戸張孤雁を懐古

日本出版美術家連盟の理事会に日程の勘違いで欠席してしまい、おかげで講演の準備に没頭できた。これ10分間のプロットなのだが、これ10分で話せるか? 2分割するか! 【講演会用プロット作成…4/15】 ☆4.明治期の挿絵と洋風挿絵画家たちの苦難☆ ◆4-1明治初期…

これが今日の一押しベストショット!

急ぎの仕事がおおかた片づいてきたので、のんびりと近所の公園の池の端でぼ〜っとすごした。それでも3時間で170枚も写真を撮ってしまった。公園の中の八重桜、お寺の境内に咲き乱れる八重桜や枝垂れ桜、女子学院土手に咲く八重桜と、どこに行っても八重桜が…

新宿紀伊国屋本店での講演会で「日本出版美術家連盟」を展示

5月17日(土)14:00〜、新宿紀伊国屋本店での講演会「洋画家たちのさし絵史」に向けプロット作り開始。講演時間90分を10分ごとに9分割、前30分は出版美術家連盟創立と挿絵画家協会の関連を探る。半ば30分は春陽会挿絵室と大菩薩峠挿絵事件。後30分は明治・…

「種子には光が当ると発芽する光発芽種子がある」(『UP』484号)

種をまくとき普通は小さな穴を掘って土をかぶせますが、土をかぶせない方がいい種があるのだそうだ。そういえば、種をまいても発芽しないことがあったが……。 「種子には光が当ると発芽する光発芽種子がある」(舘野正樹「植物を見つめる14 植物の眼」『UP』4…

太田道灌の山吹伝説と山吹の実

春爛漫って、やっぱりこれだよね。黄色と薄紅色のコントラストは春の印。♪愛としっていた〜のに〜春はやってくるのに〜♪ つい福山雅治の「桜坂」なんぞを口ずさんじゃう。写真は東大農場の菜の花と桜 鷹狩りにでかけた太田道灌は俄雨にあってしまい、みすぼ…

恩地孝四郎から竹久夢二へ宛てた初めての手紙とは、「…私はこの画集の中で一番心細くおもったのは眼──眼です。眼に情韻が乏しくなったことです、私にはそう思へるのです。髑髏(どくろ)の花押(かおう=サイン)の時代に引きかえすことは勿論望むのが愚です…

『夢二画集夏の巻』復刻版がとどいた。

『夢二画集夏の巻』(洛陽堂、明治43年)復刻版がとどいた。夢二の第二画集だが、処女画集である第一画集『夢二画集 春の巻』(洛陽堂、明治42年12月)を購読した恩地孝四郎が、その感動を長文の手紙にしたためて夢二の家まで行って直接届けた。その時の手紙…

「印刷雑誌」5月号の表紙は鍾馗様

5月号の表紙は鍾馗様。本当は刀をもっているのだが、銃刀法不法所持になるので花に持ち替えてもらった。暇な時に時間をかけて描こうと毎回思うのだが、なぜか原稿が届いてからあわてて一晩で描くのが習慣になってしまった。それでも下手なりに長年やっている…

叶わなかった桜井均の文芸出版の夢

昨年11月に金沢・徳田秋声記念館で講演したあとに執筆の依頼を受け、徳田秋声記念館が刊行する「夢香山」(平成26年3月)巻頭2頁に寄稿した。 今では「赤本屋」ということばはあまり聞かなくなったが、戦時中に、文芸出版を目指し桜井書店を創設し、すばらし…

今風キャラの合成ハンプティができないかな?

締切りが明日に迫ってしまったが、紙粘土製で昨夜も制作していたのでまだ湿っぽい。帽子だけは赤い布製のものができているが、今日中に色付けをして撮影まで持っていかないと間に合わない。それなのに、どんな顔にしたらいいのかまだ決まっていない。クマモ…