2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
の3つのテーマ。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っております。詳しい内容、お申し込みは http://www.syogai.jissen.ac.jp 0120-511-880へ。77講座ある講座案内の最初の見開きページに私の講座が紹介されているのには、…
講演内容は
杉浦非水:装丁、『ああ故郷』(昭和2年) 杉浦非水:装丁、杉浦翠子『愛(かな)しき歌人の群』(昭和2年) この絵は中央の黄色い部分が雉か鳳凰などの鳥の絵だとずっと思っていたが、よくみるとタンポポかあざみの花のようだ。 愛妻・翠子のために創作した…
杉浦非水:装丁、『資本主義のために』(大正11年) 大正12(1923)年1月7日から同年12月2日までヨーロッパに遊学したが、1923年9月1日の関東大震災発生により、旅程は途中で切り上げられ、帰国を余儀なくされた。これ以降の装丁が、外遊の影響を受けたと思…
非水の装丁は、関東大震災以降に大幅に変化を見せる。が、立証は出来ないが、洋行する前から美術雑誌などからアール・デコに関する情報をつかんでいたのではないかとも、推察できる。特に気になるのは大正11年に刊行された池田林儀『改造の独逸より』(東京…
の3つのテーマ。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っております。詳しい内容、お申し込みは http://www.syogai.jissen.ac.jp 0120-511-880へ。 77講座ある講座案内の最初の見開きページに私の講座が紹介されているのには…
非水の創作活動で、アール・ヌーボーからアール・デコへの転換期としてしばしば取り上げられるのが、このヨーロッパ滞在だが、この旅行で持ち帰ったといわれる300種ともいわれるポスターの全貌はすでに知ることは難しくなっており、この旅行と創作活動を関連…
杉浦非水:装丁、『かたおもひ』(大正3年) 杉浦非水:装丁、『次の一戦』(大正3年) 杉浦非水:装丁、『古今孝子録』(大正3年) 杉浦非水:装丁、『最新大日本地図』(大正3年) 杉浦非水:装丁、『小ゆき』(大正4年) 杉浦非水:装丁、『うき世』(大…
明治期にみられたようなアール・ヌーボーの影響はあまり強くは感じられないように思える。 杉浦非水:装丁、「少年世界」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「少年世界」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「演藝画報」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「百合子」(大…
1912〈明治45〉年、日比谷図書館において開催された杉浦非水の装幀本による「書籍装幀雑誌表紙図案展覧会」 不鮮明な写真だが、よく見ると描かれているモチーフなどの特徴から「三十六年」「ホーム」「三越」等を判読できる。 杉浦非水;装丁、杉浦非水:装…
大貫伸樹:画、「ハロウィン」 大貫伸樹:画、「おでん屋の提灯と瓢箪」 私淑しているのは、佐々木吾郎さんと永山裕子さんだ。二人の書いた水彩画の本を沢山購入して、絵を描く時はいつも傍らに置いて眺めながら描いている。こうして、佐々木吾郎さんの蔭の…
杉浦非水「やへざくら」(『非水百花譜』第1輯) 杉浦非水「ぼたん」(『非水百花譜』第1輯) 非水は「植物本来の生育状態や其習性の観察が本当でなかったら、自然の命は捕まえられたものではない。一局部の写実の綜合は自然への冒瀆であるかれである。」(…
杉浦非水:画、鳥野幸次『四季の趣味』(文友社、大正15年) 杉浦非水:画、鳥野幸次『四季の趣味』(文友社、大正15年) 杉浦非水:画、鳥野幸次『四季の趣味』(文友社、大正15年) 杉浦非水:画、鳥野幸次『四季の趣味』(文友社、大正15年)劇場版 Fate/…
杉浦非水:装画「秋草」(「少年世界」博文館、大正元年9月) この本を購入した時は、この少年は草薮の中に隠れて何をやっているんだろう?といういかがわしい期待を込めて購入した。が、よく見ると、腕に喪章を付けている。本文中には「明治天皇御大喪儀」…
「(非水)は明治30(1897)年5月、誕生祝いを終えて上京、麹町区平河町の岩井禎三(愛媛県出身。日本赤十字副院長を務め、伏見宮家の侍医となる)に身を寄せていたころ、「三棹」と号している。川端玉章先生には、岩井さんの知人で西洋木版画の大家合田清先…
・装丁のパイオニア杉浦非水とアール・ヌーボー ・洋画家たちが美しいさし絵を運んできた ・安さだけではない美しさも備えた円本全集 の3つのテーマで講演することになった。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っておりま…
展示の下の部分には、一点ごとに額装した印刷物が見られるが、この辺にも非水の印刷複製物を油絵などの1品制作の芸術品と同じように扱うというような意図が感じられる。 写真1 写真2 「書籍装幀雑誌表紙図案展覧会」於:日比谷図書館階下、1912〈明治45〉年…