2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

挿絵画家・富永謙太郎、富永真紀子著『谷間の恋人』

「…1」「…2」「…3」を読んだら「…4」も、と「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち4 富永謙太郎」(「小松左京マガジン」45巻、2012年、表紙画:米田裕)を購入。富永謙太郎(1904−1985)の資料は少なく、ついでに、富永謙太郎、富永…

岩田専太郎、石井鶴三の新聞小説挿絵貼込帳

ネット通販で「石井鶴三、岩田専太郎、新聞小説挿絵約200枚貼込帳」とあったので、鶴三と専太郎の新聞小説挿絵200枚か、何と豪華な組み合わせ、これはお得! と、早速注文した。 届いたのはなんと、タイトルも本文もない、ただ挿絵を切り抜いただけで、なに…

大貫伸樹『装丁探索』とよく似た装丁の裏事情

挿絵画家・木村荘八の話を書いていたら、つい横道にそれてしまい、遊びにはまってしまった。写真右の木村荘八:画、吉川英治『坂東侠客陣』(講談社、大正15年)を見つめているうちに、写真中央の堂昌一:画、笹沢佐保『平手造酒外伝 今朝もまた夢』(読売新…

書物は画像がある通販から購入すべし!

ネット通販で田代光が装丁した本をたくさん見つけたので、勇んで、松本清張『人間水域』(角川文庫、昭和49年)など6冊も注文した。梱包を開けて驚き! なんと大失敗、ぜ〜んぶ同じ装丁だった。でも、こうやって並べると結構モダンかも(負け惜しみ)。 ネッ…

3月号表紙のひな人形水彩画にひとひねり

3月号の表紙にさまざまなひな人形を6年間も描き続けてきたが、マンネリ化しないように、今回はちょっとひねってみました。なぜ、ヒヨコなのかだって? そりゃ「ヒナまつり」だからさ(ドヤ顔)!! 画像は校正紙といって本になる前に確認のために送られてく…

志村立美『かんざし』(大日本絵画、20,000円)を格安入手!

挿絵画家・志村立美(1907年2月17日 - 1980年)のまとまった資料は少なく『かんざし』くらい…。と、書いたが、その志村立美『かんざし』(大日本絵画、昭和53年、20,000円)を、昨日、選挙に出たついでに立ち寄ったブック・オフで超格安に入手できた。 30×30…

雪の日の訪問者

外は雪です。それでもめじろはペアで来てくれました。

1947年、小松左京が蕗谷虹児にインタビュー

一昨日、「…2 田代光」を読んだら「……1」も気になり購入。1974-1975年にかけて小松左京が少年時代に親しんだ挿絵画家8人にインタヴューしたテープが発見された中から、第1回蕗谷小路が掲載されている「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画…

「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち2 

「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち2 田代光」(「小松左京マガジン」第38巻、2010年、写真右)というインタビュー記事が読みたくて購入したのだが、もしかして故人だけで構成されたのではないのかな、と思い調べてみたら、小松 …

山藤章二の現代版『図説「見立て」と「やつし」』

「勇み足するイラストレーション」と題して、「……山藤章二氏もロッキード事件を、年間150万部も売れ続けた武者小路実篤の色紙“仲よきことは美しき哉”(写真右下)に見立てて、配置されていたタマネギなどの絵を三人の犯人の似顔絵に置き換え楽しく仲良く犯罪…

田代光のサインの頭にある記号? はなんだ?

自宅にある昭和5〜30年頃の雑誌100冊ほどを眺めていたら、田代光の挿絵が掲載されている冊子を10冊ほど見つけることが出来た。今日は田代光:画、浜野健三郎「岡倉天心アジアは一なり」(「家の光」昭和30年9月)に記された田代のサインに引っかかった。「…