2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恩地孝四郎装丁「神々のあけぼの」

恩地孝四郎装丁、大木惇夫「神々のあけぼの」(時代社、昭和19年4月初版)この本は、以前紹介したが、「印刷雑誌」27巻2号(日本印刷文化協会、昭和19年)に、恩地孝四郎「決戦下の装本」という文章で「木版を活かすのもいい」と書いている事を自ら実践して…

恩地孝四郎装丁『郷愁の花束』

先日、アンディさんに教えていただいた 恩地孝四郎装丁、永田泰三『「詩集郷愁の花束』(自由詩社、1954[昭和29]年)を池袋の古書店から購入することができた。恩地64才、亡くなる1年前の作品だが、晩年の作品というイメージは全くなく、むしろ清楚で若々…

フレデリック・クレマン『アリスの不思議なお店』

アンケートに応えたら3000円の図書カードが送られてきた。ブックカフェ茶房高円寺書林へ「蔵書票まつり」の撤収に行って、片付けているときに、隣の書店のほうにあるフレデリック・クレマン『アリスの不思議なお店』(紀伊国屋書店、2006年第9刷)が目に入り…