【ブドウの房のように密集して咲く様子が可愛いムスカリの花!】…市内の植物探索(42)

【ブドウの房のように密集して咲く様子が可愛いムスカリの花!】…市内の植物探索(42)
 丸い壺形の紫色のかわいらしい小花が、ブドウの房のように密集して咲く様子が可愛い。ブドウの房のようなので 「grape hyacinth(グレープヒヤシンス)」 という英名がついています。昭和記念公園で見たムスカリが群生して咲く姿は紫の絨毯のようでもあり圧倒されそうな美しさでした。
 原産地は南西アジアあるいは地中海沿岸地方で、地中海沿岸が分布の中心。日本には明治時代に渡来したといわれています。1980年ごろから市場に出回りましたが、当初の品種は小さく見ごたえもあまりなかったことからさほど注目されませんでた。品種改良により観賞価値の高いものが作られると人気品種となって普及し、各地の公園や庭先などでごく普通に見られるまでになりました。
  ムスカリの名前はギリシャ語の「ムスク(moschos)」に由来しています。ムスクとはじゃ香のことで、雄のジャコウジカの香嚢(こうのう)からとれる分泌液を乾燥して作られる香料のことです。ムスクの名前が由来ということから、ムスカリもよい香りがするのではと思われがちですが、ほとんどのムスカリに香りはありません。
 花言葉は、寛大なる愛、明るい未来、通じ合う心、などがある一方で、失望、失意、などもあり正反対の意味の両方が付けられている。
 
 
西東京市保谷町5丁目で2024.4.7に撮影したムスカリの花

 
西東京市北原町1丁目で2024.4.7に撮影

 
西東京市保谷町6丁目で2024.3.29に撮影

 
立川市昭和記念公園で2022.4.2にて撮影

立川市昭和記念公園で2022.4.2にて撮影