2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日掲載した装丁:関野準一郎、羽仁五郎・羽仁進『父が息子に語る歴史講談』(文藝春秋、1983年)を衝動買いさせた動機は、恩地孝四郎の作品「氷島の著者〈萩原朔太郎)」を彷彿させた事だ。

細密さや力強さは恩地の作品のほうがいい。何せ気迫がこもっている。 恩地孝四郎の作品「氷島の著者(萩原朔太郎)」1943年 装丁:関野準一郎、羽仁五郎・羽仁進『父が息子に語る歴史講談』(文藝春秋、1983年) 似ているのもそのはず。関野は恩地に師事して…

装丁:関野潤一郎、羽仁五郎・羽仁進『父が息子に語る歴史講談』(文藝春秋、1983年)も購入。関野潤一郎の装丁本は特に意識して集めているわけではないが、5〜6冊もっている。この本をきっかけに、ちょっと集めてみようかな、と言う気になってきて、思わず購入してしまった。一目ぼれですね。

装丁:関野潤一郎、羽仁五郎・羽仁進『父が息子に語る歴史講談』(文藝春秋、1983年) 戦後の装丁は集めないということにしていましたが、戦前の本に限ってしまうと古書市に行っても空振りばかりなので、ちょっと手を広げてみた。まだジャブをうって、探りを…

最近興味を持ち始めた中一弥の装丁本、山手樹一郎『花魁やくざ』(東方社、昭和26年)を購入。中一弥については集英社新書 から自著『挿絵画家・中一弥 日本の時代小説を描いた男』がある。

装丁:中一弥、山手樹一郎『花魁やくざ』(東方社、昭和26年) どう、この色っぽさは、いい仕事してるね。確か90歳を超えた現役最年長の挿絵画家でもある。かつては、このての本は200から300円くらいで売っていたものだが、最近は結構いい値をつけて売られて…

昨年は、昭和6年に刊行された函入りの白水社版横光利一『機械』を500円で購入。

函がばらばらになってビニールに入っていたが、パーツは全部揃っていたので購入した。この本は、函なしでも1万円以上するし、とりあえず函が付いていると2万円以上する。そう思いながら、丁寧に修復して所有しているのが、楽しいのだ。 佐野繁次郎装丁、横…

この本は、本体と表紙がバラバラになっていたので、安く購入できた。こんな本を買ってきて修復するのが私のもう一つの趣味で、今回も本として機能できるように機能回復させた。

元の紙を再度利用できるように見返しを丁寧に外し、背に貼ってある寒冷紗も外す。新たに花切れを付けて、クータと呼ばれる筒状の紙を付ける。寒冷紗は新しいものに代える。こうして、見えない部分だけをバージョンアップし、再度、製本し直す。最後に丁寧に…

野辺地天馬訳『青い蝋燭』(丁未出版社、大正14年)を購入。

これはスラットンの著作だが、装丁周りに、著者名がないのには驚いた。著作権に対する認識がまだ低かったのだろうか。書物の保存状態は余り良くないが、装丁が気に入って購入した。口絵も非水の絵だがなかなかきれいだ。非水の装丁本は、明治期に刊行された…

怠け者の節供働き

怠け者は日ごろ怠けているくせに、人が休むとなるとわざわざ忙しそうに働いたりすることから、みんなが休む節供の日に働かなければならない者をあざけり皮肉っていう言葉らしい。 そういえば、小学生の頃父兄参観日になると、いつになく元気に「はい、は〜い…

女房が星占いの結果を携帯にメールしてきた。

今年は可なり運気がいい……と云う内容だ。私は、占いに左右されて、落ち込んだり、がんばったりするタイプなので悪い占い結果は知りたくない。 今回のように、誰かがいい結果だけ知らせてくれるのが一番嬉しい。 ちなみに神社での占いは「吉」だった。 そんな…