懐かしい鰭崎英朋:画、泉鏡花「続風流線」口絵

「粋美挿画展講演会」の資料として山田奈々子『口絵名作物語集」(文生書院、2006年)写真下を購入。明治期の単行本や雑誌はかなり所有しており、掲載画像も一部ダブっているが、講演のたびに雑誌などをいちいち引っ張り出すのは面倒なので、こんな本を1冊欲しかった。写真上は浮世絵とアール・ヌーボーを融合させた有名な鰭崎英朋:画、泉鏡花「続風流線」(春陽堂明治37年)の口絵だが、デザイナーとしで独立して間もない35年ほど前に、知り合いの古書店から、この絵の原画と下絵、校正用紙などをまとめて30万円で購入しないか、と持ちかけられたことがあった。借金してでも欲しかったが、借金も出来ないほどに貧乏で買えなかったl、という思いでのある口絵だ。

鰭崎英朋:画、泉鏡花「続風流線」(春陽堂明治37年



山田奈々子『口絵名作物語集」(文生書院、2006年)


◆講演会:「洋画家たちのさし絵史」 講師・大貫伸樹
日時:5月17日(土)14:00〜 開場13:30
場所:新宿紀伊國屋本店8階イベントスペース
◆講演会参加方法:4月13(日)から7F芸術書売場にて「粋美挿画」(定価:本体1,000円+税)購入の方で希望者先着50名に参加整理券を配布。 http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140414100021.html