2010-01-01から1年間の記事一覧
しかし、残念ながら現在の四谷界隈では栽培されていません。そこで、私たちは四谷地区の小・中学校と連携し、歴史ある「内藤とうがらし」の復活を楽しく目指しています。」と。 花壇に立てられている看板 確かに「山徳」薬研堀七味とうがらしの売り口上を ht…
事務所のあるマンションの入り口わきの小さな花壇になっているスペースに、トウガラシが植えられていた。 よく見ると何やらウンチクが書いてある。 「その昔江戸時代の内藤新宿一帯は秋になると内藤藩の栽培するとうがらし(上を向いて実る八房という品種)…
第2回予約募集「現代日本文学全集内容見本」昭和2年 「装幀と編纂の周到な用意 本全集の装幀は、これまで最も苦心を費やし世に誇るべき自信を持てます。世間には、ちょつと見て美しく思はれるものもありますが、私達は、高尚な書斎の装飾、日本文学の内容と…
紀田順一郎氏は『内容見本にみる出版昭和史』(本の雑誌社、1992年)で「…巻末に『坊ちゃん』の組見本を2ページほど付している。これは当初第一回配本予定が『夏目漱石集』であったことを物語っている。現実には翌昭和二年の第一回配本は『尾崎紅葉集』で漱…
いずれも菊判で、白地を生かし朱色を基調色にし、束は約15ミリ。『吾輩ハ…』は表紙の芯ボールが薄手で、チリがなく突きつけなので、くるみ製本のように見えてしまうなどなど、多少、こうあってほしいと思うほうへと引っ張っているかも知れないが、観察すれば…
の3つのテーマ。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っております。 詳しい内容、お申し込みは http://www.syogai.jissen.ac.jp 0120-511-880へ。77講座ある講座案内の最初の見開きページに私の講座が紹介されているのには…
講演内容は
杉浦非水装丁、『現代日本文学全集』(改造社、大正15年)函入布クロース上製本特装版と、カバー付き並製本普及版
予約出版法による予約募集で、申込金一円(最終回配本充当)、その他の細かい規約があった(今日と違って、予約読者以外の一冊売りは原則としてしなかった。だから、奥付に定価の記入はない)。この計画は、不況乗り切り策である。改造社の山本実彦の大胆な…
『現代日本文学全集』内容見本(改造社、大正15年) 『現代日本文学全集』内容見本巻頭ページ(改造社、大正15年)威勢の良い前文をタイプアップしてみよう。
かわじもとたか『序文検索』(杉並けやき出版、2010.10、4,200円) 丸三年間、毎日毎日パソコンと古書目録に向かい検索し、入力する日々の結晶だという。収録した本は、12000冊以上、序文家は1600人以上にのぼるという。日本近代文学館に1年9ヶ月通い著作者…
の3つのテーマ。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っております。詳しい内容、お申し込みは http://www.syogai.jissen.ac.jp 0120-511-880へ。77講座ある講座案内の最初の見開きページに私の講座が紹介されているのには、…
講演内容は
杉浦非水:装丁、『ああ故郷』(昭和2年) 杉浦非水:装丁、杉浦翠子『愛(かな)しき歌人の群』(昭和2年) この絵は中央の黄色い部分が雉か鳳凰などの鳥の絵だとずっと思っていたが、よくみるとタンポポかあざみの花のようだ。 愛妻・翠子のために創作した…
杉浦非水:装丁、『資本主義のために』(大正11年) 大正12(1923)年1月7日から同年12月2日までヨーロッパに遊学したが、1923年9月1日の関東大震災発生により、旅程は途中で切り上げられ、帰国を余儀なくされた。これ以降の装丁が、外遊の影響を受けたと思…
非水の装丁は、関東大震災以降に大幅に変化を見せる。が、立証は出来ないが、洋行する前から美術雑誌などからアール・デコに関する情報をつかんでいたのではないかとも、推察できる。特に気になるのは大正11年に刊行された池田林儀『改造の独逸より』(東京…
の3つのテーマ。毎回たくさんの本と映像を使って、マニアックで楽しい講演にしたいと思っております。詳しい内容、お申し込みは http://www.syogai.jissen.ac.jp 0120-511-880へ。 77講座ある講座案内の最初の見開きページに私の講座が紹介されているのには…