1912〈明治45〉年、日比谷図書館において開催された杉浦非水の装幀本による「書籍装幀雑誌表紙図案展覧会」
不鮮明な写真だが、よく見ると描かれているモチーフなどの特徴から「三十六年」「ホーム」「三越」等を判読できる。
杉浦非水;装丁、杉浦非水:装丁、饗庭篁村『単林子撰註(近松研究)』 (東京専門学校出版部、明治34年)
杉浦非水:装丁、土井晩翠『暁鐘』(東京堂発行、明治45年2月7日12版)
杉浦非水:装丁、『中学世界』(明治40年)
下記の作品と同じ構図ではないが、日本の楽器ではない、竪琴をモモチーフにした茶髪の女性をとりいれているなど、ミュシャの影響を受けているものと思われる。
アルフォンス・ミュシャ『春』1896年
杉浦非水:装丁、『中学世界』(明治44年)