2010-10-22 饗庭篁村『単林子撰註(近松研究)』 (東京専門学校出版部、明治34年)に始まった杉浦非水の装丁は、大正期に大きく変化する。沢山の装丁作品を並べてみることで、特に関東大震災を境に新たなスタイルを採り入れているのを見つけることが出来る。 明治期にみられたようなアール・ヌーボーの影響はあまり強くは感じられないように思える。 杉浦非水:装丁、「少年世界」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「少年世界」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「演藝画報」(大正元年) 杉浦非水:装丁、「百合子」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「百合子」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「渦巻」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「赤穂忠誠録」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「青州百話」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「生さぬなか」(大正2年) 杉浦非水:装丁、「生さぬなか」(大正2年)