戦後、単行本になった岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)には、5点の挿絵が挿入されている戦後間もない時代背景を物語るように、紙も印刷も悪く、刷りも悪く挿絵もきれいに再現されていない。そんなことも専太郎のやる気を起させなかったのかもしれない。。新聞掲載時の挿絵と違って、集中力が切れてしまったのか、きままに描いているようにみえる。巻末広告には「怪しき廻状をめぐり鞍馬天狗疾風迅雷の活躍」とある。



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)



岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)