2010-07-12から1日間の記事一覧

戦後、単行本になった岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年)には、5点の挿絵が挿入されている戦後間もない時代背景を物語るように、紙も印刷も悪く、刷りも悪く挿絵もきれいに再現されていない。そんなことも専太郎のやる気を起させなかったのかもしれない。。新聞掲載時の挿絵と違って、集中力が切れてしまったのか、きままに描いているようにみえる。巻末広告には「怪しき廻状をめぐり鞍馬天狗疾風迅雷の活躍」とある。

岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年) 岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年) 岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』(講談社、昭和23年) 岩田専太郎;装丁・挿画、大佛次郎『天狗廻状』…

神保町へ行ったついでに古書モールへ立ち寄った。特に目ぼしい収穫はなく帰ろうとした時に、手に取るのもはばかられるようなよれよれのスクラップブックを見つけた。パラパラとめくってみたら、これまた、一度貼ったものをはがしたせいか、挿絵の一部が破れている新聞小説挿絵のスクラップがでてきた。なんとこれが岩田専太郎の挿絵60点張り込みだった。たまたま、岩田専太郎の挿絵を集め始めたばかりでで、専太郎物なら何でも欲しいと思っていたので、これはラッキーだった。いくら専太郎の挿絵といえど、よくぞこのボロスクラップに1000円も

岩田専太郎:画、大佛次郎「天狗廻状」(「報知新聞」昭和6〜7年) 岩田専太郎:画、大佛次郎「天狗廻状」(「報知新聞」昭和6〜7年) 岩田専太郎:画、大佛次郎「天狗廻状」(「報知新聞」昭和6〜7年) 岩田専太郎:画、大佛次郎「天狗廻状」(「報知新聞」…