2009-07-20から1日間の記事一覧

それだけではない、あまりにも偶然過ぎるくらい、別の古書店の店頭の棚に外山夘三郎『日本洋画史2明治後期』(日貿出版社、昭和53年)を見つけた。もしかして、と思い、手に取ってぱらぱらとめくってみると、なんと、期待通りにこの本には、水彩画と日清戦争の話が詳しく書かれていた。私が一番知りたかった水彩画家たちの装丁や挿絵での活躍ぶりについてもしっかりと記されている。

三宅克巳のマスメディアでの活躍ぶりについては、明治34年 「12月に再びロンドンへ行く決心をして、神戸を出発したのです。これが彼の第二回目の洋行でした。ところがロンドンに着いてみますと、寒さと霧で描けないので、パリにもどって次の春になるまでパリ…

肝心の水彩画用アンティクなモチーフは見つからなかったが、古本屋さんの店頭で、水彩画家・三宅克巳の絵葉書を見つけてしまった。それも2枚。

三宅克巳、昭和4年帝国美術院第10回美術展出品「カリホルニヤ州サンデーゴ郊外の冬」(神田美土代町美術工芸界発行) 三宅克巳、昭和5年帝国美術院第11回美術展出品「秋」(神田美土代町美術工芸界発行)

三宅克己の絵葉書を見つける

水彩画のモチーフにと、レトロな小物を探しに西荻窪へ行く。西荻窪はアンティーク・ショップや骨董品の店などが60店舗もあるらしい。 3時間も歩き回ったが目ぼしいモノには出会えず、あきらめかけていた時に、あの懐かしい大きな缶入りの明治粉ミルクを見つ…