継表紙、貼り題箋に使う装丁資材の見本帖をいただいた!

【継表紙本の背革や貼り題箋に使う装丁資材の見本帖】
 一昨日、西武新宿線東伏見駅近くの喫茶店まで、ご足労いただき、装丁資材の見本帖をたくさんもって来ていただいた。届けてくれたのが若くてとてもきれいな素敵な女性で、思いがけず楽しい打ち合わせでした。


 今回は本物の革の代わりになる資材を探していたのだが、装丁用の資材でぴったりの革風の資材を見つけてメーカーさんに見本帖を届けていただいたきました。
 背革というのは、継(つぎ)表紙製本といって、背中の資材と表紙の資材を変えて、表紙の部分でつなぎ合わせる造本で、背の部分に使う革のことをいうのですが、使用する面積が少ないのでメーカーさんとしてはあまりうまみのない話だと思うのですが、快く届けてくれました。
 もう二箇所、使ってみたいと思っています。貼り題箋と言って、本の表紙や背に入れるタイトル文字を別の紙に金箔押しなどで印刷したものを手で貼りこむ方法がありますが、最近はコストもかかるので滅多に見ることはなくなりました。この貼り題箋も今回いただいた見本帖の資材を使ってやってみたいと思っています。
 いずれも最近の書籍では滅多に見られない造本で、私もこれが最後の継表紙、貼り題箋の仕事になるのではないかと思っています。