バックの絵もコンピュータでくっきりと

 
函と表紙を同時に撮影しようと思ったが、ウラ表紙にある正夢の「夢」の字をデフォルメした「いろはサイン」と呼ばれる署名を出したかったことと、オモテ表紙からウラ表紙にかけて、うっすらと印刷されている装画を、コンピュータ処理で、くっきりと出して見たかったので、今回は函の写真を出すのを断念した。
 
太い線で描かれた装画の背景に、黄土色で薄く印刷されている絵が面白いので、よく見えるように、濃い色にしてみた。するとグロッスばりの風刺漫画がびっしりと書き込まれているのが見えてきた。といっても、このサイトは写真が小さくしか掲載できないようなので、あまりよくはみえないかもしれないでつ(*_*)。
 
グロッスの絵との出会いは、村山知義が、大正12年にドイツから帰朝した時の土産にあった、グロッスの画集を見たのが最初といわれている。