2005-10-20から1日間の記事一覧

天才といわれた画家・柳瀬の才能の片鱗を見る思いがした

グロッスの影響を強烈に受けた柳瀬は、わずかな間にほぼ完全にグロッスの思考と表現を理解し、自分の表現へと消化していった様子がうかがわれる。この時に身に付けた表現は以後の柳瀬の活動に大きな影響を与えるものとなる。

バックの絵もコンピュータでくっきりと

函と表紙を同時に撮影しようと思ったが、ウラ表紙にある正夢の「夢」の字をデフォルメした「いろはサイン」と呼ばれる署名を出したかったことと、オモテ表紙からウラ表紙にかけて、うっすらと印刷されている装画を、コンピュータ処理で、くっきりと出して見…

グロッス風の絵がオーバープリンティング

池袋サンシャインの古書市に行った帰り、光芒書店本店によった。初めてなので、品定め程度の気持ちで立ち寄ったが、柳瀬正夢装丁、中西伊之助・布施辰治「審くもの審かれるもの」(自然社、大正13年12月第5版)があったので購入した。かつて、早稲田の渥美書…