「…1」「…2」「…3」を読んだら「…4」も、と「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち4 富永謙太郎」（「小松左京マガジン」45巻、2012年、表紙画：米田裕）を購入。富永謙太郎（1904−1985）の資料は少なく、ついでに、富永謙太郎、富永真紀子『谷間の恋人』（日本随筆家協会、1987年）も購入。
帯には「岩田専太郎と人気を二分した挿絵画家・富永謙太郎の画業一筋の道を描く『わが青春』をはじめ『一筋の人』で第八回「日本随筆家協会賞」を受賞した真紀子婦人の名作の数々！」とあり婦人との共著。人気を二分？ 本文に「僕が挿絵画家の新人としてスタートした……当時既に、岩田専太郎、林唯一、志村立美といえば、第一線の人気挿絵画家であった。」とあり、人気を四分くらいか？
菊池寛「結婚街道」（読売新聞、昭和8年）の挿絵でデビュー、菊池寛「心の王冠」（「少女倶楽部」昭和14年）など少女雑誌に多くの作品を残し、美人画家としての評価が高い。
富永謙太郎：画、詳細不明
