司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)のさし絵は専太郎の最高傑作!

大胆なデフォルメを見事に決めているのは、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)。吉田松陰高杉晋作は共に二十代で終ってしまった短い生涯のなかに輝かしい業績を残した。そんな幕末の長州が生んだ英雄の物語。専太郎さし絵中、晩年の最高傑作といえるだろう……と、私は思っています。



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)
まるで、ガリバー旅行記のさし絵のようだ。



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)



岩田専太郎:画、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)


なにか、専太郎に強烈な衝撃を与えるような作品に出会ったのだろうか? いくら天才的な専太郎でも、いきなりこのような絵のイメージが湧いてくるはずがない。最高傑作であることを証明するには、専太郎が参考にしたと思われる作品を見つけてこなければなるまい。
さらに、これ等の絵がどのような場面の説明として描かれたものなのかを調べてみたい。「週刊朝日」に掲載された時のバックナンバーを揃えるのは難しいだろうし、かといって雑誌に掲載された時のさし絵がのっている単行本はないようだし……。


週刊朝日」のバックナンバーをみつけたが、何と1冊3,000円だ。どうせ集めるならば、20〜30冊位集めてみたいので、一冊300円位でなければな〜。
週刊朝日臨時増刊 昭和44年8月5日特集:人類、月面に立つ!/朝日新聞社/昭和44年8月発行/3,000

日本の古本屋で検索をかけると「1000件以上あります。検索条件を追加して、再度検索を行ってください。」と出てきて、検索が出来ない。これ以上、どんな条件を付け加えろと言うのだ。2000件でも3000件でも見せてくれればいいではないか。「を含む」ではなく、「完全一致」にしたら出て来ました。もうしわけない!
こちらは同じ本が少し安く、
週刊朝日 1,050円 朝日新聞社、昭和44年8月5日号:緊急増刊:人類、月面に立つ他


それでもまだ、私の懐からはほど遠く、明日、「第18回東急東横店 渋谷大古本市 会期:8月14日(金)〜19日(水)会場:東急百貨店東横店 西館8階催物場」にでも足を運んで……あれっこれって去年のデータ? 今年の14日は土曜日だ。8月12日(木)〜18日(水)が正しいようだ。とすると、もう始まっている?