2010-08-12から1日間の記事一覧

司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)のさし絵は専太郎の最高傑作!

大胆なデフォルメを見事に決めているのは、司馬遼太郎「世に棲む日日」(週刊朝日、昭和44年2月〜45年12月)。吉田松陰と高杉晋作は共に二十代で終ってしまった短い生涯のなかに輝かしい業績を残した。そんな幕末の長州が生んだ英雄の物語。専太郎さし絵中、…

ネットで注文した笹沢佐保「日暮妖之介・暁に去る」(実業之日本社、昭和47年)が届いた。昭和47年「週刊小説」に連載されたものをまとめて単行本にしたもので、巻頭口絵8頁に岩田専太郎が描いたさし絵がついている。表紙には「付」として「岩田専太郎傑作さし絵集」とあるが、わずか7点ほどの掲載でちょっと大げさすぎないか。「週刊小説」は昭和47(1972)年2月11日に創刊されたから、創刊号から連載されていたのだろうか。帯には「紋次郎か妖之介か! 作者会心の仇討ち推理 ニヒルな浪人妖之介の孤独な秘剣」とある。

岩田専太郎:画、笹沢佐保「日暮妖之介・暁に去る」(実業之日本社、昭和47年) 岩田専太郎:画、笹沢佐保「日暮妖之介・暁に去る」(実業之日本社、昭和47年) 岩田専太郎:画、笹沢佐保「日暮妖之介・暁に去る」(実業之日本社、昭和47年) 岩田専太郎:画…