【西東京の植物絵手紙(78)…西東京市保谷町でクルクマに出会った!】

西東京の植物絵手紙(78)…西東京市保谷町でクルクマに出会った!】
 クルクマは暑さに強く丈夫なため、夏に飾るのにぴったりな花です。ホワイトやグリーン、ピンクなど、様々な種類が花屋さんに並びます。東南アジア原産でショウガ科に属しています。「え、ショウガの仲間なの?」と驚かれる方もいるかもしれませんね。じつはこの植物、食用や薬用に栽培されるものをウコン、観賞用に栽培されるものをクルクマと呼び分けられているのです。ウコンは英語でターメリックとも呼ばれますから、つまりはこれら全て同じものなのですね!
 観賞用のクルクマはちょっと変わった形の花で、「花」のように見える部分は実は葉っぱが変化した「苞」で、上に伸びるように折り重なったピンクや白の苞がまるでトーチのようにみえます。この苞が花のように美しく、観賞価値があることから、一般的にはこれを花と同じように扱っています。
 実際の花は苞の内側で隠れるように小さな花が顔を覗かせています。1週間ほどで咲き終わるため開花に気づかない人も多いと思います。
  艶やかな花をたくさんつけるクルクマには、女性らしい特徴にあったおしゃれな花言葉がついています。「乙女の香り」「あなたの姿に酔いしれる」「忍耐」です。「乙女の香り」は、ハスに似て可憐な印象をもつことにちなんでいます。「忍耐」は葉の間から花を咲かせる特徴からといわれ、「あなたの姿に酔いしれる」は、葉の色が花のように美しく変化することにちなんでいます。
 
・絵手紙=「ウコンの仲間です」(クルクマ)

 
西東京市保谷町5丁目 で2023.9.5に撮影したクルクマの花

 
西東京市保谷町5丁目 で2023.8.20に撮影。

 
西東京市保谷町5丁目 で2023.9.22に撮影。

 
紫色の部分がクルクマの花