モクレンの花の多くは、私邸の庭に咲いているのを道路から眺めるのがほとんどのため、なかなか近くで手に取るように眺めるのは難しい。が、
新青梅街道沿いにある遍立寺北側の小さな公園や、北原2丁目第1公園で間近に眺めるのを毎年楽しみにしている。
モクレン(
木蓮)は早春に鮮やかな紫や濃いピンクの花を咲かせる
モクレン科の落葉樹。花弁は6枚で長さは10センチほど。その基部には緑色をした小さな3枚の萼があり、多数の雄しべと雌しべがある。
「漢名は「玉蘭」あるいは「
辛夷」だが、かつては「木蘭」と表記し、
平安時代にはその音読みから、モク
ラニ(毛久良爾)あるいはモクランと呼んでいた。江戸時代に本種の栽培が広まると、花が蓮(はす)に似るとして、
モクレンと呼ばれるようになった。」(庭木図鑑」より)ようだ。
もともとは、
平安時代後期(諸説あり)に、観賞のためではなく、漢方で「
辛夷」(しんい)と呼ばれる蕾を、頭痛や鼻炎の薬とするために植えられたようです。