ハイビスカスは、英名で「Hibiscus」と呼ばれるアオイ科フヨウ属、非耐寒性常緑低木の総称です。花の色は赤、黄色、白、ピンク、オレンジとバリエーション豊かで華やかで、艶のある濃い緑の葉が特徴です。種類も一般的なオールドタイプ、原種に近いコーラルタイプ、大輪のハワイアンタイプとあり、ハワイを中心に盛んに交配が行われ、現在では世界中に1万以上の品種が存在するといわれています。
原産国は、ハワイ諸島やインド洋、中国南部など諸説はいくつもあります。夏に咲くイメージの強いハイビスカスですが、開花時期は6月から10月と、長く楽しめる花として知られています。
花は基本的に朝咲いて夜閉じてしまう1日花ですが、枯れているわけではないので心配いりません。次々と咲くハイビスカスの花は瑞々しくて毎日元気をもらえます。 花は摘み取ってもすぐに枯れないので、ハワイではレイ(首飾り)に使われます。
中国ではハイビスカスのことを「扶桑(フソウ)」と呼んでいました。それが日本に入って「扶桑」に「花」を付けて「扶桑花」と呼ばれるようになりました。のちに仏壇にお供えするようになり「仏」という字をあてて「仏桑花(ブッソウゲ)」と呼ばれるようになったといわれています。
ハイビスカスにはピンクや赤、オレンジ、白と様々な色があるためそれぞれの花言葉がありますが、ハイビスカスという花が一日花で次々にたくさん花を咲かせることから「新しい恋」という花言葉が一般的だとされています。