【西東京の植物絵手紙(64)…西東京市保谷町でノウゼンカズラの花に出会った!】

西東京の植物絵手紙(64)…西東京市保谷町でノウゼンカズラの花に出会った!】
  ノウゼンカズラは中国原産で日本には古い時代に入ってきており、平安時代には薬用として栽培されていました。 
 盛夏の強い陽射しの下で、オレンジや赤の鮮やかなラッパ状の花を垂れ下がった枝いっぱいに咲かせるつる性の落葉樹です。一つひとつの花は短命ですが、次から次へと豪奢に咲き誇ります。蔓は長さ3mから10mほどまで成長し、他のものに吸着する付着根(木質の気根)を出して這い登ります。 幹はフジと同じように太くなり、樹勢が非常に強く丈夫な花木です。地下茎を延ばし蘖(ひこばえ)を周囲に芽生えさせ、繁殖します。
 和名は漢名の凌霄(りょうしょう)が元となっています。凌は「しのぐ」霄は「天空」という意味で、空に届くほどにつるをよく茂らせるといったノウゼンカズラの性質を表して名づけられたのでしょう。 また、古くは「まかやき」とも呼ばれていました。
 花の形がトランペットに似ていることから英語圏では「Chinese trumpet  vine(チャイニーズ・トランペット・バイン)」または「Chinese trumpet creeper(チャイニーズ・トランペット・クリーパー)」などと呼ばれています。「Vine」は「つる植物」、「creeper」は「這うもの」という意味。
 花言葉は、「名声」「名誉」など。英名のチャイニーズ・トランペット・バインから、トランペットは勝利者や表彰された人などを祝してファンファーレを演奏することから、これらの言葉が与えられたとされています。
 
・絵手紙=「笑顔であいさつ」(ノウゼンカズラの花)

 
西東京市保谷町5丁目 で2015.8.28に撮影したノウゼンカズラの花。

 
西東京市谷戸町1丁目で2023.7.1に撮影。

 
西東京市泉町4丁目で2015.6.28に撮影。