あじさいの種類は、主に「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ」に分かれ、日本原産の「ガクアジサイ」を品種改良したのが「ホンアジサイ」で、手まり状に丸みを帯びて咲きます。また、欧米で品種改良されて逆輸入されたあじさいは、「セイヨウアジサイ」とも呼ばれています。
日本には、あじさい寺と呼ばれる寺がいくつかありますが、中でも有名なのが鎌倉の「明月院」。6月になると「明月院ブルー」と称される青い色の「ヒメアジサイ」が境内を彩ります。「ヒメアジサイ」は日本古来の品種で、その優美で愛らしい様子から植物学者・牧野富太郎により名付けられたそうです。
紫陽花の名前は、真の藍色の花が集まるという意味で、「集(あず)+真(さ)+藍(あい)」が変化したものと言われています。
確かに紫陽花を思い出してみると、小さな花がたくさん集まって咲いているように見えますね。このことから花言葉は「家族」や「団欒(団らん)」などの意味を持っており、家族で仲良くしたい!という気持ちを表現するのに最適な花なんですね。
「ガクアジサイ」の場合、中心部にある小さなツボミのような部分が「真花」と呼ばれる花で、私たちが花びらだと思っている部分は、ガクが発達したもので「装飾花」と呼ばれています。「ガクアジサイ」の名は、「真花」を「装飾花」がまるで額縁のように、縁取っていることから名付けられました。
・絵手紙=「変幻自在の魔女」(アジサイ)
西東京市田無町5丁目にて2023.5.25に撮影。
西東京市北原町2丁目で2023.6.10に撮影。