【西東京の植物絵手紙(63)…西東京市保谷町でオクラの花に出会った!】

西東京の植物絵手紙(63)…西東京市保谷町でオクラの花に出会った!】
  夏の間、 下の葉腋から上の葉腋へと、直径5~8センチのハイビスカスやフヨウに似た黄白色の美しい花を1個ずつ次々と咲かせ、野菜の花の中で特に美しいと言われています。 花冠の基部は濃い赤紫色で、雄しべは柱状に合着して花柱を包んでおり花弁は5枚重なり合っています。一日花で、咲いた花は一日でしぼんで落ちてしまいます。
 「花オクラ」と呼ばれるものは、同じアオイ科トロロアオイのことです。オクラと同じレモンイエローの美しい花を咲かせ、花びらを食用にします。花には粘りがあり、サラダや細かく刻んでポン酢などで食べます。ちなみに、ワタ(綿)も同じアオイ科です。花もそっくりで、ちょっと見ただけでは見分けがつかないほどよく似ています。
 西東京市保谷町6丁目に、オクラの畑とワタの畑があり、両方の花が見分けがつかないほどそっくりなのを確認することができました。
 日本語名オクラは、英語名 “okra” (オクラ)からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の “nkrama”  に由来しています。
 和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もあります。日本に入って来たのは幕末から明治初期で、従来「ネリ」と呼んでいたトロロアオイの近縁種であったので「アメリカネリ」と名付けられました。沖縄県や鹿児島県、伊豆諸島など、この野菜が全国的に普及する昭和50年代以前から食べられていた地域では「ネリ」という日本語で呼ばれていましたが、今では「オクラ」という英語名称以外では通じないことが多いようです。
 花言葉は、恋の病、恋で身が細る。
 
・絵手紙=「華やかで明るくて優しくて大好きな花です」(オクラの花)

 
 
 
西東京市保谷町6丁目 で2023.8.16に撮影したオクラの花。

 
西東京市泉町4丁目で2017.9.4に撮影。

 
西東京市北原町2丁目で2022.8.8に撮影。