【西東京の植物絵手紙(61)…西東京市保谷町でオオキンケイギクの花に出会った!】

西東京の植物絵手紙(62)…西東京市保谷町でオオキンケイギクの花に出会った!】
 オオキンケイギク(大金鶏菊、学名:Coreopsis lanceolata)は、北アメリカ原産の宿根草。キク科の植物の一種で鮮やかな黄色い花を咲かせます。「キバナコスモス(黄花コスモス)」やコスモスに似た黄色い花で、どちらも野原や道端でもよく見かける植物です。キバナコスモスとは葉の形が異なり(本種は狭倒披針形(※)であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形)、キバナコスモスのほうが花の色が濃い。オキンケイギクは初夏に見頃を迎え、キバナコスモスは夏の終わり〜秋に見頃を迎えます。
  日本には1880年代に鑑賞目的で導入され、繁殖力が強く荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた。河川敷や道端の一面を美しい黄色の花々で彩る本種は、緑化植物としても観賞植物としても非常に好まれました。しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されました。また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定され、今は、緑化などの目的で野外に外来種を植えることは自然環境保全上あまり好ましいことではないようです。
※「披針形」(ひしんけい)は葉の幅が最も広い位置が葉柄の側に近いもの。 逆に葉先近くで幅が広い場合は、「倒披針形」という。葉の切れ込みが主脈と葉の縁との半ば以上に達したものを「羽状深裂」という。
 
・絵手紙=「緑化用、観賞用として歓迎されていたのになぜか今は特定外来種に」(オオキンケイギク

 
西東京市住吉町1丁目 で2023.8.8に撮影したオオキンケイギク

 
 
西東京市保谷町4丁目2丁目で2022.8.8に撮影。

 
 
西東京市柳沢1丁目で2022.8.8に撮影。