【西東京の植物絵手紙(44)…西東京市向台町でドクダミの花を見つけた!】

西東京の植物絵手紙(44)…西東京市向台町でドクダミの花を見つけた!】
 ドクダミと言えば悪臭のイメージが強くあまり可愛がられることがなさそうですが、よく見るとなかなか清楚で可愛らしい植物です。スペード形の濃いグリーンの葉を持ち、真白で可愛らしい花を咲かせます。なぜか名に「ドク」とあリますが、実はドクダミは無毒なんですね。それどころか、薬草として重宝される存在でもあり、古くから民間薬として利用され、生薬としては十薬(じゅうやく; 重薬、蕺薬)とよばれています。薬用の他にどくだみ茶など食用にもされ、八重咲種や葉の斑入り種などは園芸種として流通しています。
 湿った陰地に地下茎を縦横無尽に張り巡らせ、辺りを埋め尽くすように群生し、全草にアルデヒド由来の特有の臭気があります。西東京市内でもあちこちに群生しているのを見かけます。葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞が4枚つくため、花の集まりが1個の花のように見えます。
 花名の由来は、毒や傷みを抑える効果を持つことから「毒痛み」「毒矯め」が転じたと言われる説と、毒を全草に溜め込んでいるから「毒溜め」が「ドクダメ」と呼ばれるようになり、それが「ドクダミ」になったという説があります。
・絵手紙=「毒はないのになぜドクダミ?」

 

 

一度描いたのをすっかり忘れて、もう一枚ドクダミの絵手紙を描いてしまいました。

絵手紙=「名前を見ただけで嫌いにならないで」

 



西東京市泉町1丁目 で2023.6.18に撮影したドクダミ

 



西東京市向台町3丁目で2022.5.10に撮影。

 



西東京市北原町1丁目 で2022.6.10に撮影。

 

 

このドクダミは、見るからに名前にふさわしい。西東京市保谷町5丁目で2023.6.10に撮影。