【私は幼い頃からモッキンと教わりました、木槿(むくげ)の花!】…市内の植物探索(63)

【私は幼い頃からモッキンと教わりました、木槿(むくげ)の花!】…市内の植物探索(63)
木槿(むくげ)は、梅雨のころから咲き始め、夏の間中、大輪で華やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木です。ふつうは一重咲きですが、半八重や八重咲きの品種、乱れ咲きまであります。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれます。西東京市市内でも色々な種類のむく毛を見つけることができました。
ムクゲの花は一日花で、朝に開花して夕方にはしぼんでしますが、次々に咲くので秋まで楽しむことができる開花期間の非常に長い花木です。
ムクゲと似たような花にフヨウがありますが、一番簡単な見分け方は葉っぱです。ムクゲの葉っぱは小さめで細めの葉をしていますが、フヨウの葉は掌を広げたような形で大きめです。
日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすで植えられていたと考えられており、暖地では野生化しているようです。
 原産地は中国ともいわれていますが、実ははっきりわからないようです。さらに学名のsyriacusはシリアを意味していますが、シリアでは野生のものは発見されていないようです。
中国語では「木槿」(ムーチン、もくきん)、韓国語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)、木槿;モックンといわれています。別名ハチス、もくげ。私は幼い頃から「もっきん」と教わりました。
西東京市住吉町1丁目で2024.7.24に撮影したムクゲの花

 
西東京市保谷町5丁目で2024.7.26に撮影

 
西東京市緑町62で2024.7.21に撮影

 
西東京市富士町2丁目で2024.7.21に撮影

 
西東京市保谷町5丁目で2024.7.26に撮影