【猿も木から落ちる、と言いますが百日紅(サルスベリ)の木に登ったのだろうか?】…市内の植物探索(62)

【猿も木から落ちる、と言いますが百日紅サルスベリ)の木に登ったのだろうか?】…市内の植物探索(62)
 中国南部原産。世界の熱帯各地に分布しています。日本へは江戸時代以前に渡来したと言われています。花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好まれて庭や公園、街路樹などに植えられています。
 市内でもあちこちの私邸の庭から塀の上から道路にはみ出して咲いているのを見かけます。サルスベリのように真夏に咲く花は色が鮮やかなものが多く、夏の暑さに負けるなと言われているみたいで元気がでますね。
 和名サルスベリの語源は、木登りが上手なサルでも、滑り落ちるほど樹皮が滑らかという例えから名付けられています。「猿滑」とも書きます。花が咲く期間が長いことから、ヒャクジツコウ(百日紅)の別名もあり、漢名もまた百日紅です。「約100日間、ピンクの花を咲かせる」のが名前の由来で、約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けます。実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見えます。花はしわしわの形で、白い花もあります。
 英語名  Crape myrtle は、ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから名付けられました。
 花言葉は、「雄弁」「活動」「世話好き」「愛嬌」など。「雄弁」は、枝先に咲くサルスベリの華やかな咲き方に由来します。また、サルスベリの花が風によって揺れる姿が、おしゃべりしているようにみえることも「雄弁」の由来とされています。
 
西東京市住吉町1丁目で2024.7.26に撮影したサルスベリの花

 
西東京市泉町1丁目で2024.7.26に撮影

 
西東京市保谷町6丁目で2024.8.7に撮影

 
西東京市保谷町6丁目で2024.8.7に撮影

 
西東京市保谷町6丁目で2023.8.20に撮影