二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?

西東京市都市伝説】二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? そんな疑問に答えてくれる元都知事でもある猪瀬直樹著『二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?』(文春文庫、2007年)を読んでみた。

ネット販売されていた金次郎像



猪瀬直樹二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?』(文春文庫、2007年)


 「二十五歳の時金次郎は箱根道の風祭村に薪山を二分二朱(0.625両)で購入…文字通り二束三文の値打ちしかないので安い値段で入手できた。『薪山三倍』に気づいたのである。薪の値段は、山代を1とすると切り賃が1,運び賃が1で、三倍になる。自分で切り、自分で運べば儲けが増える。休日にそうしただけで三年で三両余を稼いだ。元手の五倍になった。」
 この薪を運び出す姿が金次郎像として今日に伝わっているが、それだけではなく「稼いだカネを融資することで利息が得られる、その利益は薪の販売以上だと気づいた。…同僚や友人知己に利息をとって貸し付けはじめ、やがて、金次郎ファンドとでもいうべきシステムとしてつくりあげる。」金融モデルを考案したのである。


 そんな金次郎像が近所の西東京市保谷小にあったので撮影してきた。


東京にはまだ120ほどの金次郎像があるらしいが、所在が確認できたのは下記の20体だけだ。
◆東京都「二宮金次郎」所在地
1.品川区 北品川二丁目7-4
2.江戸川区 松江七丁目10
3.緑小学校(墨田区緑二丁目 )
4.南桜公園(港区西新橋2-10-13)
5.八重洲ブックセンター入り口(東京都中央区八重洲2-5-1)
6.港区赤坂、外苑東通り沿い東京ミッドタウンの向かい側、電器店(有)日弘社の横
7.吉祥寺(東京都文京区本駒込
8.番町小学校(東京都千代田区六番町)
9.目白小学校(東京都豊島区目白5丁目)
10.浅川小学校(東京都八王子市初沢町1335)
11.東覚寺(東京都北区田端2丁目7-3)
12.京華スクエア(東京都中央区八丁堀3丁目17-9)
13.上平井幼稚園(東京都葛飾東新小岩5丁目)
14.町田第一小学校木造校舎(東京都町田市中町1丁目)
15.保谷小学校(東京都西東京市保谷町1丁目)
16.学習院の対面にある豊島区立目白小学校
17.武蔵村山市立第十小学校(東京都武蔵村山市残堀5-100-1 H24.10.13除幕式)
18.堀切小学校(東京都葛飾区堀切2-42-1)堀切菖蒲園近く
19.JA東京葛飾支店前(東京都葛飾区白鳥4-11-15)
20.ふるさと歴史館(東村山市諏訪町1丁目6番地3)

ここに記載されていない二宮金次郎像がご近所にありましたら、所在地・学校名などをを教えてくださ〜い。よろしくおねがいいたします。

早速、知人から新しいデータが送られてきたので追加します。みなさんありがとうございます。

21.水稲荷神社(東京都新宿区西早稲田3丁目5-43)
22.仁八そば寿美吉(東京都中央区京橋1-5-1 京橋・昌平ビル1F)
23.田無小学校(東京都西東京市田無町四丁目5番21号)