乗り物しか描かないとか時代小説のさし絵しか描かない、というように専門性を売り物にしているさし絵画家は多いが、岩田専太郎のすごさの一つに、どんなジャンルのものでも柔軟に対応して描いてしまうということがあるだろう。前回掲載した「実録伊達騒動」で見せた浮世絵風の時代小説のさし絵も見事であるが、今回紹介する馬場春宵「檻の虎」は全く異なるタッチで、車や電話機などのモチーフも洋服姿の人物やヘアスタイルなど、最も新しい時代を採り入れて描いている。この幅の広さは、すでにデビュー当初から鍛えられていことが、今回のさし絵紹介



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)


岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)



岩田専太郎:画、馬場春宵「檻の虎」(「講談雑誌」大正10年1月)