中一弥の公称デビュー作は「昭和4年の『本朝野士縁起』、名古屋新聞かな。面白い小説でした。」(季刊『谷中根津千駄木』其の90、2008年)とインタビューに答えている。この直木三十五「本朝野士縁起」の挿絵を見つけた。

昭和4年初出時の新聞に掲載されたデータではないが、2年後に刊行された円本全集といわれる『現代大衆文学全集』続第8巻(平凡社昭和6年)には、新聞に掲載された当時のものとおもわれるたくさんの挿絵が掲載されている。



中一弥:画、直木三十五「本朝野士縁起」(『現代大衆文学全集』続第8巻、平凡社昭和6年



中一弥:画、直木三十五「本朝野士縁起」(『現代大衆文学全集』続第8巻、平凡社昭和6年



中一弥:画、直木三十五「本朝野士縁起」(『現代大衆文学全集』続第8巻、平凡社昭和6年