現代の全集にはない、挿絵たっぷりの円本全集

古書店さんに渡せずにあわてて押し入れにしまい込んだ最近デザインした本や、時間をかけて集めた円本全集(写真❶)等を自宅に持ち帰るため、いよいよ
レンタカーで運ぶことになった。
写真❶



写真❷
 写真❷、昭和2年から毎月1冊、5年間に渡って発行された「現代大衆文学全集」(平凡社)全60巻揃いは全巻1000頁を越え、1冊の厚さを5cmとすると重ねると3mにもなる。これ等のどの巻にも見事な挿絵が沢山挿入されているのが魅力で、いずれこんな全集制作に参加したいと思っている憧れの全集。第3巻「江戸川乱歩 踊る一寸法師」の挿絵は岩田準一




❸名越國三郎:挿絵、江戸川乱歩「湖畔亭事件」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年)960



❹名越國三郎:挿絵、江戸川乱歩「闇に蠢く」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年)960



❺岡田七藏:挿絵、江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年)960



❻岡田七藏:挿絵、江戸川乱歩一寸法師」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年)960



岩田準一:挿絵、江戸川乱歩「パノラマ島奇談」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年



岩田準一:挿絵、江戸川乱歩「パノラマ島奇談」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年


写真❾
 そのほか写真❾『現代漫画大観』全10巻(中央美術社)、『修養全集』全12巻(大日本雄弁会講談社)、『帝国文庫』正続100巻(博文館)など、活字だけになってしまった現代の全集にはない、挿絵がふんだんに挿入されて見ごたえたっぷりの全集を何で処分できようか。