22巻で不明だった落款も、目次には記されていない挿絵家のサインである事がわかった。この本には同じ挿絵家が描いたと思われる絵が何点も記載されているのに、それらしい名前の記載はなかった。





前記の二つの作家名不詳落款は、多分、下記の「動植物絵本」(『小学生全集』25巻、昭和4年)に掲載されていた浅野薫の落款ではないかと思う。サインの上には草冠があり、下には四つ足を「大」と略してアルのが共通点だ。「点」の四つ足を「大』と書くのは今でもよく見かける。




それにしても、一番下にある耳のようなサインは何ナノか、じっとにらめっこをやっているが、いまだに解明できないでいる。