【ハンゲショウによく似ているが兄弟ではないらしいコンロンカ!】…市内の植物探索(57)

ハンゲショウによく似ているが兄弟ではないらしいコンロンカ!】…市内の植物探索(57)
 コンロンカ(崑崙花、学名:Mussaenda parviflora[1])は葉が白くなるところは一見ハンゲショウともよく似ていますが、ハンゲショウドクダミ科、コンロンカはアカネ科と科が異なります。ハンゲショウと同じく、白く見えるのは葉ではなく,萼片の 1 ~2枚が大きくなって白色花弁化したものなんです。
 花序は頂生し、初夏に群がって煌く星のような小さな黄色の可愛い筒状花をつけますが、外側の花の萼片5枚中1枚が大きな白い花弁状になり目立つことから、「ハンカチの花」の別名で園芸用にも流通しています。ハンカチの木に咲く花は「ハンカチの木の花」で、ハンカチの花とは違います
 崑崙花の名前は、純白色の花弁のように見える萼片を、神々の住むところとされた中国の「崑崙山」に積もるの雪に見立てたところから名付けられたと云われます。名前から分るように、原産地は中国南部ですが、種子島以南にも自生しているそうです。
  東京付近では露地での冬越しは難しいと言われていますが、案外西東京市市内の私邸の庭などでもよく見かけます。
 
 
西東京市保谷町4丁目で2024.6.20に撮影した崑崙花(コンロンカ)

西東京市保谷町2丁目で2024.6.20に撮影

西東京市保谷町5丁目で2024.6.21に撮影

 
西東京市住吉町1丁目宝晃院で2023.7.13に撮影

 
西東京市富士町5丁目で2023.7.3に撮影