中国ではおよそ1500年前、日本では1000年ぐらい前には既に食用にされていました。江戸時代に中国から伝わった品種をもとに栽培が本格化しました。当時は、食中毒の予防にと、ビワの葉を煎じたものを売る「枇杷葉湯売り」が夏の風物詩だったほど、広く漢方薬や民間療法として役立てられてきました。
バラ科の常緑木で11月から1月にかけて白い花をつけ、6月頃に実が熟します。寒さに弱いため、日本では西部・南部で栽培されており、北限は埼玉県とされています。現在のビワの主な産地は「茂木びわ」で知られる長崎県と、「房州びわ」の産地、千葉県です。
美味しいびわを見分けるポイントは、「全体的に張りがあるか」「産毛がついているか」「発色が良いか」「 形がきれいか」「ヘタがしっかりしているか」だそうです。
・絵手紙=「実の形が楽器の琵琶にに似ているので枇杷の名がある」
西東京市泉町2丁目で2023.6.4に撮影。
西東京市泉町2丁目で2023.6.10に撮影。