【西東京の植物絵手紙(42)…西東京市田無町でヒルガオの花を見つけた!】

西東京の植物絵手紙(42)…西東京市保谷町でヒルガオの花を見つけた!】
 夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、花が咲いている時間帯は、朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続けているため、ヒルガオと呼ばれている。「雨降り花」という別名もあり、その花を摘むと雨が降るという言い伝えを持ち、ヒルガオはその代表格。ほかにはホタルブクロやツユクサクチナシなどがあります。
 ヒルガオは、5弁の花びらが1つに合わさり、円い鏡のようになっています。のぞき込むと愛しい人の面影が見えるような気がすることから、万葉の時代から「容花/顔花(かおばな)」と呼ばれ、万葉集にも登場しています。「高円(たかまど)の野邊(のべ)の容花(かほばな)面影(おもかげ)に見えつつ妹(いも)は忘れかねつも」(※容花=昼顔)万葉集大伴家持
 ヒルガオ花言葉は、「絆」「和やか」「縁」「友達のよしみ」「優しい愛情」「情事」「依存」「はかない恋」。 フランスではツタ性植物に官能的な花言葉を付ける偏向があり、つるが絡みつく様子から近くて密接な状態、関係というところから「昼の美人」「危険な幸福」という花言葉が付けられたようです。1967年にフランス・イタリア合作映画「昼顔」(カトリーヌ・ドヌーヴ主演、ルイス・ブニュエル監督)が作られ、世界に衝撃を与えました。裕福な医師の妻が、「昼顔」という名前で高級娼婦として働くようになるというストーリーで、日本でもこの映画に着想を得た、上戸彩斎藤工出演のドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」が2014年に放映され、人気となりました。
・絵手紙=「朝から晩まで咲き続ける昼の顔」

 



西東京市北原町1丁目で2022.5.24に撮影したヒルガオ

 



西東京市田無町3丁目 で2023.5.30に撮影。

 



西東京市住吉町1丁目で2016.5.31に撮影。