春になると、ホトケノザは紫色の可憐な花を咲かせるホトケノザは、市内でもいたるところに見ることができます。花の根元には微量の蜜がついているので蜜を吸うとほんのり甘い味がします。幼い頃に道ばたに生えているホトケノザの蜜を吸って、楽しんだ人も多いのでないでしょうか。
ホトケノザは、半円形の葉が茎を取り囲んでつくようすが仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来です。また、葉が段状で階層的に付く様子から「三階草(サンガイグサ)」という別名で呼ばれています。
「ホトケノザ」と言えば、春の七草に「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」と、お馴染みですが、春の七草に含まれる「ホトケノザ」と今回紹介したホトケノザは同じ名前ですが、春の七草とは全く別の植物ですので、食用にはなりません。