【西東京の植物絵手紙(28)…西東京市柳沢でハナミズキの花を見つけた!】

西東京の植物絵手紙(28)…西東京市柳沢でハナミズキの花を見つけた!】
 ハナミズキが日本へ入ってきたのは明治45(1912)年、当時の東京市長尾崎行雄アメリカ・ワシントン市親日家たちにサクラの苗木を送った返礼として、大正4(1915)年に日本に送られてきました。ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属で別名「アメリヤマボウシ」とも呼ばれています。どうりで、ヤマボウシとよく似ているな、と思っていました。
 現在、東京都内の街路樹で一番多いのがハナミズキです。西東京市市内でも谷戸新道や新青梅街道などでハナミズキの街路樹を見かけます。花が開く少し前の蕾の見た目は、横から見るとフクロウの顔に似ていて愛嬌があります。花弁のように見える4枚の花びらは、実は総苞片なんですね。総苞とは花序(花の順序よく並んだ集まり)全体を包んで保護していた葉の集まりで、本当の花は、その中心部にある直径5mm程度の目立たない部分なんです。

絵手紙=「蕾の形が面白い」(ハナミズキ

 

 

西東京市東伏見1丁目・都立東伏見公園に咲いていたハナミズキの花。2023.4.19に撮影

 

 

西東京市田無町5丁目・福祉センターにて2023.4.19に撮影。

 

 

西東京市柳沢町1丁目にて2023.4.19に撮影。

 

白いハナミズキは、山法師とよく似ています。上がハナミズキ、下が山法師ですが、こうやって並べてみても、分かりにくいですね。花びらの先端が尖っているかいないかとか、ハナミズキの方が開花時期が早いとか、果実の形がまるで違うなどなど、調べるとはっきりと違うようですが、まぁ、姉妹のようなものですね。

上がハナミズキ、下が山法師