午後4時頃に散歩に出かけ、フラワー通りを歩いていると宝晃院の山門の脇に一株のボタンがあり、4輪ほど花が咲いていました。3輪は開ききっていましたが、残り1輪がちょうど見頃で、気品と風格を漂わせたあでやかな花姿におもわずため息が出るほどに綺麗でした。花を見て心臓がときめいたのは初めてでした。
一重咲き、八重咲き、千重咲き、万重咲きといった多様な咲き方に、白、赤、紅白、紫、黄、黒、ピンク、オレンジなどの花色など、バリエーション豊かな花姿を楽しむことができます。牡丹と芍薬は同じボタン属で、花色や咲き方が似ていることもあり、よく混同される花です。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」といえば、女性の美しさを表す言葉として有名ですね。