イキシアは針金のように細くしなやかな茎に、優美な花がびっしりと咲き多いものでは20数輪近くの花を咲かせる明るく華やいだ印象の花です。花は夜間や雨天には閉じていて、日中は大きく開きます。多くは下から順に咲き、一重咲きのものがほとんどです。
アヤメ科の球根植物の宝庫ともいえる南アフリカ原産の半耐寒性の秋植え球根です。日本には明治の末期に輸入され、花もちのよいことや、草姿が日本人好みであることから愛されてきました。
「Ixia」という学名については諸説あり、1つは、花色が豊富なことを意味するというもの。もう1つは、茎や葉っぱを傷つけると粘り気のある汁を出すことから、古代ギリシャ語の「ixos(鳥もち)」が語源になったという説です。
花言葉の「誇り高い」「秘めた恋」は、人目を惹きつける美しい花姿に由来しています。「団結して当たろう」は、ほっそりした花茎に次々と花が咲き、群生させる様子にちなんだようです。
・絵手紙=「細い花茎の先に次々とたくさんの花を開花させる様子が花言葉『団結して当たろう』に」
西東京市北原町1丁目 で2023.4.5に撮影したイキシア。
西東京市泉町2丁目 で2023.5.6に撮影。