車内吊り広告が電子版になっていた!

【車内吊り広告が電子版になっていた!】
 毎日電車通勤している人にとっては見慣れた風景かもしれませんが、月に1〜2回しか乗らなくなった私には、毎回驚くことばかりだ。通勤電車の椅子の背もたれが頭の後ろまで高くなり、一人一人のシートが確保されどことなく豪華になっていたし、有楽町線新富町で電車に乗ろうとしたら、西武池袋線保谷」行きが来たのでびっくり、乗り換えなしで帰れるようになった。などなど、最近は電車に乗るたびに新しい発見があり楽しくてたまらない。



 今日驚かされたのは、あの紙の車内吊り広告がなくなり、代わりに電子版広告になっていた。毎朝通勤電車の中で読む紙のひらひらとぶら下がった週刊誌の広告が満員の苦痛を癒してくれたし、忙しい時の情報源でもあった。
 学生の頃は、「discover japan」のポスターを剥がしてきて部屋に飾ったり(犯罪ですね!)、40年ほど前の話だが、車内吊りポスターの賞を受賞したこともある。が、いずれも紙にまつわる思い出話しだ。電子書籍に押し切られそうな紙の本が土俵際で踏ん張っている間に、また一つ踏ん張っている紙の文化の一角が崩され消えてしまった。