錆びた鉄塔は、武蔵野モーター工場関連の歴史的建造物か?

西東京市都市伝説】もしかして歴史的建造物発見か? 西東京市保谷新道沿いの信号の脇の樫の木に隠れるように古い鉄塔(写真)がある。私が引っ越してきた30年ほど前にも今と同じように錆びたまま建っていた。


形から判断すると広告塔とか案内板ではないかと思われる。昭和32年の1万分の1地図(地図1)を見るとこの鉄塔の東側には武蔵野モータ工場があったようなので、ここの案内板だったのかも知れない。

地図1


 以前、西武新宿線の謎のトンネルで紹介した、戦時中にひばりケ丘から中島飛行機 武蔵野製作所まで敷設されていた軽便鉄道(地図2)だが、なぜか、ちょうどこの鉄塔の辺りで90度ほど右に旋回し南下している。これは、この武蔵野モーター工場が軍需工場なので、軍の鉄道といえども直進することが出来なかったのではないかと推察している。

地図2


 武蔵野モーター工場は、あの戦前の国産自動車の代名詞ともなったダットサンの橋本増治郎が開設した武蔵野モーター研究所との関連があるのか? 

ダット51型トラック


未調査だが、そんな謎を含む歴史的な構造物ではないかとひそかに思っている!