昨日から本の梱包に追われている。某出版企画で500〜600冊貸して欲しいとの要望があり、拝借希望書物一覧に沿って架蔵書から本を集めて梱包して送っている。1箱に入る本の数は30〜35冊くらいなので約20箱に詰め込むことになる。1日2箱位しか梱包できないので、10日間くらいはこの作業にかかりきりになりそうだ。
どうしてそんなに時間がかかるのかって? 佐野繁次郎の装丁本の場合は180冊くらい架蔵しており、本箱には前後2段に詰め込んであるので、図書館のようには簡単に取り出すことができないからだ。さらに本箱の前には数十冊の本が積んであり、まずはその本の移動からやらなければならない。これが意外と肉体労働になっている。
今日は佐野繁次郎の装丁本や芹沢けい介の装丁本、竹下夢二の装丁本を詰め込んだ。明日は恩地孝四郎や村山知義、柳瀬正夢などを梱包しようかと思っている。普段は本箱に詰め込んでありなかなか手にとって見るチャンスがないので、仕事とはいえ案外楽しく、つい夜遅くまでのめり込んでしまっている。
こんなことが仕事になるなんて思ってもいなかったが、ネット検索すると私が趣味で書いているブログがヒットするらしい。そんなことで最近は展覧会や出版企画、講演会などがブログ経由で飛び込んでくるようになった。