【西東京市お宝発見の旅…如意輪寺の鐘】
家から徒歩5分ほどのところにある如意輪寺の鐘が、古そうに見えるのでずっと気になっていた。
ネットで調べてみると、「如意輪寺鐘楼 本堂に向て右にあり。楼は2間四面、鐘の径り2尺余。高さ3尺7.8寸、銘なし。安永7(*1778)戊戌年9月9日、願主当院中興傳燈大阿闍梨大僧都盛誉と刻みたり(『新編武蔵風土記稿』〔*1804年〜1829年〕より) 」と記されているのを見つけた。
「これが本当に残っていたら、文化財ものだな!」と、ちょっと色めきたった。しかし、鐘は第二次世界大戦の時にほとんどが供出させられていて、古い鐘はめったに残っていないという話を聞いたことがあるので、多少の不安はあった。
すぐ近くなので早速確かめに行ってきた。午後4時頃で暗くて鐘に刻まれた文字は見えなかったので、ストロボを使って四方から撮影してきた。
帰宅してモニターに映し出してみて、がっかり! 不安は的中!なんと、昭和30年11月と刻まれていた(写真上)。ネットの情報に「現在の鐘は昭和30年に鋳造されたものです。」などの注釈を加えておいて欲しい!
市内のお宝発見の企みは大失敗でした。それでも、境内の見事な紅葉をたっぷり堪能してきた。